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(マ)：マグニフディレクター
(澁)：デザイナー澁谷千紗氏
- 万人が安心して使えるものを作りたいんだな、ということがとても強く伝わりました -
（マ）MAGNIFFのデザインを行ったのは2022年の夏ごろでしたね。まずは改めて、澁谷さんのご経歴と、MAGNIFFとの出会いのきっかけをお聞き出来ますか？
（澁）高専のインダストリアルデザイン学科を卒業後、設計会社で内装デザインに携わり、その後ファッション系の会社のVMDの部署に入りました。そこでVMDだけでなく様々な媒体のグラフィックやクリエイティブに携わり、3年ほど前に独立しました。昨年、そのファッション系の会社の後輩に紹介されてMAGNIFFさんをお手伝いする運びになりました。
（マ）最初にお話しした際はMAGNIFFのプロダクトもまだ形になっていない段階でしたが、その際のMAGNIFFの印象はどうだったのでしょう？
（澁）話を聞いて「万人が安心して使えるものを作りたいんだな」ということがとても強く伝わりました。女性だけ、若い人だけ、など、ターゲットを絞り込んだコスメは多くありますが、MAGNIFFあえてお客様のイメージを絞り込んでいないんだなという印象でした。素材へのこだわりもお話を通して感じられました。
- 派手さのないシンプルなデザインだからこそ
繊細なバランスを -
（マ）ブランド側にデザインの経験者がおらず、進め方もわからない中でたくさんの注文を投げてしまい大変お手数をおかけしました（泣）
（澁）とんでもないです！（笑）。でも「なんとなくいい感じにしてよ。」と丸投げされる方も多い中で、細部までこだわりがあるんだなということが伝わりました！「映画のエンドロールをモチーフにしたい」というコンセプトまでブランド側で既に具体的に固まっていたので。
ディレクターがプロダクトへの想いが強いほうが、良いものができると思うのでいいことだと思います。
（マ）映画を作り上げるスタッフに見立てて、原料にもスポットライトを当てたいという想いがありました。あと、映画のエンドロールまで鑑賞する時間って、あわただしさと無縁のすごく贅沢でゆっくりした時間だと思っていて。そういう存在にMAGNIFFがなれたらいいな、と思っていたのもあります。あと、自然と誰しもがよく見ていた馴染みあるデザインという側面もありますね。
（澁）私自身、仕事や家事を終えた後に映画を見ながらゆっくりお酒を飲む時間が大好きで、最近はの時間にMAGNIFFのアイテムを使ってのセルフケアも仲間入りした感じです！まさに、エンドロールのコンセプトをそのまま象徴するような存在になっています！
（マ）それは本当に光栄すぎます…泣。デザインの内容に関して、何か難しかった点はありましたか？
（澁）デザイン自体に奇抜さや派手さがなくシンプルなので、だからこそ逆にちょっとのバランスで気持ちいいか否かが線引きされる繊細なデザインだと思います。そういう意味で、その繊細なバランスをよく保つ点は意識しました。
- 家の中のどの場所に置いても
なじみのいいデザイン -
（マ）たしかにシンプルといわれればシンプルですね。
（澁）でもそのシンプルなデザインの中で、サイズバランスなどを技術的に可能なギリギリまで攻めた部分もあり、きれいプリントが載ってくれるかなど、出来上がるまでドキドキする面もありました。最終的に、それが故にシンプルながら新鮮さもあるいいバランスに仕上がったと思います。
（マ）実際に出来上がった製品を手に取ってみて、いかがでしたか？
（澁）家の中のどんな場所においても自然と馴染むなという印象でした。洗面台に置いてあっても、お風呂場にあっても、リビングに置いてあっても違和感がないので、幅広い層の方に手に取ってほしいというMAGNIFFの想いにもマッチしていると感じました。特定のジェンダーや世代を感じさせない、ニュートラルなデザインに仕上がりました。
（マ）ありがとうございます！ジェンダーや年齢を問わないデザインや、現代的ながらクラッシックさのある普遍的なデザインを目指していたので、そう感じていただけて嬉しいです！
次回後編では、澁谷さんに実際に使用していただいたご感想をお伺いします！
一人の女性として、デザイナーとして、そして母親として、様々な観点からMAGNIFFのセルフケアを語っていただいたので、お楽しみに！
